2025.01.14
歌は世につれ、世は歌につれ
最近ふと、吉田拓郎さんの「結婚しようよ」を聴きたくなりました。 「僕の髪が肩までのびて君と同じになったら」のフレーズで知られる、あの曲です。 私はリアルタイムで聴いていた世代ではありませんが、その昔、母から古いフォークギターと楽曲集を譲ってもらったときに、この曲を知りました。 「結婚とは家と家の結びつきである」という意味合いが強かった当時、「僕の髪が伸びたら結婚しよう」という気ままなプロポーズは、とても新鮮に感じられたことでしょう。 令和の今はというと、DINKs、友達婚、週末婚、同性婚など、結婚することの意味を自分たちで決められる時代になりました。 古くからの結婚観も失われたわけではなく、一つの選択肢として残り続けています。 こうした世の中で、人と人の結びつきを描く歌もまた、彩り豊かになっていくのではないでしょうか。