2024.07.23
前回に続き、「嫌いな人」「苦手な人」に出会う意味について考えてみましょう。
その人は、あなたが自分の中で「ここが良くない」あるいは逆に「本当はこうしたい」と密かに感じている部分を、拡大鏡のようにクローズアップして見せているのかもしれません。
たとえば、本当は健康的な生活が大事だと分かっているのに、それが実現できていないとき、生活態度のだらしない人のことを執拗に批判したくなったりしますよね。
あるいは、お酒飲みの人が過剰に気になるときには、本当はお酒を飲んで楽しみたいという願望を我慢しているのかもしれません。
自分の気にしている部分や潜在的な願望をハッキリと見せつけられると、私たちはイライラしたり、腹立たしく感じたりしてしまうものです。
人は、本当に自分と無関係なものに対して、意識のアンテナを働かせることはありません。
意識のアンテナに引っかかる理由は、かならず自分の内側にあります。
それを認めるのは簡単ではありませんが、それを認めることができた時、あなたには思いもよらない変化が訪れるはずです。
まずは言葉の選び方一つ、行動一つを変えてみることから、始めてみませんか?